リスニングとミミック

先日、中学校で中間試験がありました。中学1年生の初めて英語の試験は、4月の進度がゆっくりなのでテスト範囲が非常に少ないのですが(これが夏休みを過ぎるとかなりの勢いで加速して行きます。)、リスニングテストももちろんあります。100点満点中20点ほどの割合が一般的かと思いますが、ある中学校では50%の割合でリスニングテストがあり、私もビックリしました。リスニング力というのは一朝一夕で培われるものではありません。ですから、今からたくさん英語を聞かせてください。

 

リスニング力というのは聴けば聴くほど伸びる力です。可能性が無限にある分野です。

私は毎朝スカイプでいろいろな国の人の英語に接していますが、初めは理解できなかった中国、マレーシア、ロシアなどの人々のなまりのある英語が、1年半ほど経った今ではだんだんとわかるようになって来ています。私の年齢でもリスニング能力がまだアップするとすれば、年齢が遥かに若い子どもたちの聴く力はどんなにか伸びることでしょうか!秘訣は少しの時間でいいので毎日聴き続けるということです。

 

この教室で2才、3才の頃にレッスンを始められたお子さんが小学生になっていますが、やはり発音がきれいです。そしてキッズブラウンの英語を難なく聴き取ってリピートしています。真似っこが上手なんです!この真似ることをミミックといいます。聞こえた通りに限りなく近く真似る事ができ、また、その発音も自然です。できないからやらない〜ということがなく、とにかくミミックするチャレンジ精神もつきます。小さいときに始めれば始めただけミミック力が着く気がします。

 

正しく発音していないように思えても(大人の私たちには違うと思えるかもしれないのですが)英語独特の山と谷を真似できることは素晴らしい力なのです。実はこれの方が通じる英語なのです。「ヒルトン・ホテル」ではなく「ットゥン・ーゥ」なのです。「ウォーター」ではなく「ラ」、「バナナ」ではなく「バーナ」です。英語は決して入試のための教科ではなく、世界の人と意志伝達するためのツールです。

 

えっ!小さい時期がもう過ぎてしまった!と思った方がおられても、大丈夫です。私でさえ日々能力が鍛えられているので、遅いと言うことはありません。「英語を聴く」ということを今日から始めて下さい。大人の方でも遅くはありません!

 

英語は小さいときに始めたからいいかというとそうでもありません。小さい子どもは覚えるのも速いですが、忘れるのも速いです。英語に触れていないとミミック力は落ちていきます。また、家で教材を聴かないでレッスンに来ると、自信が持てず、リピートすることでさえ消極的になってしまい、できないことがあります。(ただし、幼児期にインプットされた音というのは本人が忘れてしまったとしても脳のどこかに保存されます。大人になってそれを掘り起こせばその音はよみがえることも確かですが。)ですから、とにかく聴き続けることが大切なのです。

 

もうひとつの秘訣は「ほめる」ことです。失敗しても、聴くのを忘れても、「また明日からね」と言って、どんなことでも「よく出来たね。がんばってるね。」と励ますことです。不思議なくらいに子どもたちが生き生きしてきます。「励まし、ほめる」ことが私たち大人の任務だと思います。

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